デフオイル漏れ対処によるブレーキライニングの予防/シボレーアストロ

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車検整備にてお預かりしていた、2002yシボレーアストロのスタークラフトです。

距離も年数も経過していることもあり、各消耗品の劣化や、ところどころオイル漏れも見受けられます。

 

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特にオイル漏れのチェックで見落としがちな、リアデフのサイドシール部からのデフオイル漏れ

ドラムケースを取外してよく観察すると、シャフトのシール部が滲んできているのが判明。

この箇所からのオイル漏れが進行すると、ドラム内のブレーキライニングにオイルが付着して制動力に大きく影響します。

 

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デフサイドシールを交換するには、ホーシングのシャフトを取外さなければ出来ないので、デフケース内のシャフトを固定しているCピンを取り外します。

 

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シャフトを取外すと、サイドシールの全体が確認出来きます。

このシール部からオイルが漏れると、ドラム内にオイルが付着してリアのブレーキが効かなくなる危険性があるので、滲みといえども早期に対処しておきたい箇所。

 

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特にドラムブレーキ内は高温になるため、こういったシール部の劣化が診られた場合、その進行は早期に訪れます。

今回は幸い、まだ滲みレベルであったので、ライニングにオイルが廻ってしまっている状態までは無く、シール交換のみでライニングは再使用可能でした。

 

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また、走行距離の多い車両では特に、シャフト側の磨耗等によってオイルが漏れてくるケースもあります。

シャフトを挿入する前に、シールが当たるシャフト部にキズ等が発生していないかチェックし、またベアリングのガタ等による振れがないかも確認。

 

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いくら新品のシールを取り付けても、シャフト部に磨耗やガタが存在していれば、シール効果は得られずオイル漏れが完治しません。

 

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サイドシール交換後は デフオイルを規定量注入し、あと 磨耗したフロントのブレーキパッド交換や 各油脂類の交換と足回りのグリスアップ…etc、無事全ての作業が 完了しました。

 

UG/yoshida



 

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