タンブルフラップに対するエラーの修理法/ベンツS350

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チェックエンジンの警告ランプが点灯したということで、業者様より修理お預かりした、W221型ベンツS350の作業です。

 

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DASにてMEコントロールを診断すると、タンブルフラップ操作が正常に機能していない状態であることが判明。

 

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M272/273系エンジンでは可変レゾナンスインテーク機能を備えており、タンブルフラップとは可変吸気用のインテークフラップです。

MEユニットの制御により、マニホールドフロント側に備わったフラップアクチュエーターを駆動させ、ロッド後方に設けられたセンサーで監視しています。

 

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これらタンブルフラップ機構に対して、メーカーからは単品供給が存在しておらず、インテークマニAssyの部品供給となっています。

しかし、その多くの故障原因は、アクチュエーターロッドで駆動される樹脂製レバーの損傷によるもので、対策された金属製のリペアパーツが社外製品にて存在します。

 

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いずれにしても、エンジンからインテークマニAssyを取外さなければ、作業を行うことは出来ません。

 

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インテークマニ単体の状態だと、そのフロント側に装着されたタンブルフラップアクチュエーターの全貌が確認できます。

 

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今回のW221も、やはりアクチュエーターロッドで駆動するレバーが損傷しており、その為にアクチュエーターが駆動してもフラップが動かず=MEユニットが「固着」と判断してエラーを発していました。

 

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損傷した樹脂製のレバーを取外して、金属製のレバーに組替えるだけで、高額なインテークマニAssyを交換しなくとも修理が可能です。

 

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元通りに組み立て後は、DASによる実測診断を実施し、問題なく制御を行っているのを確認して作業終了です。

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2018y度 年間ベンツ修理入庫実績200台)

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ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



 

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