ラジエターの弱点/ダッジチャージャーSRTヘルキャット

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点検整備にて作業中の、2015yダッジチャージャーSRTヘルキャットです。

走行距離も未だ30000Km未満で、油脂類を除く消耗品の磨耗も見当たらないのですが、

 

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リフトにあげて下回りを確認すると、ラジエターのロアサポート部に冷却水の漏れ痕が確認できます。

 

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ファンシュラウド等を外して点検すると、案の定ラジエターより冷却水が漏れてきてしまっています。

過去にも1台、チャレンジャーのヘルキャットでラジエターから水漏れが発生している車両があったので、スーパーチャージャーを搭載した6.2LエンジンはNAのSRT6.4Lエンジンよりもラジエターの負担が大きいのかもしれません。

 

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近年の多くの車がそうであるように、ラジエターを取外す際はフロントバンパー(フェイス)をまず取外さなければいけません。

軽量化による燃費や安全性を考慮して、より優れたデザインを求めた結果、より整備性は悪くなり作業内容は多くなりますが、欧州車に比べ構成部品が少ないアメリカ車は、エンジンルームの余裕もあるので比較的スムーズに作業は進行できます。

 

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取外したラジエターを確認すると、ラジエター下部のサイドタンクとアルミコアのカシメ部から漏れてきているのが分かります。

ラジエターの耐圧劣化によるものか、振動等によるマウント劣化によるものかは定かでありませんが、この箇所から漏れてくるパターンが比較的多く感じます。

 

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新品のラジエターを取り寄せて、現車へインストール。

 

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それに合せて、サーモスタットも新品部品へ交換します。

エンジンの作動温度を制御するため6.2Lのサーモスタットは、95度で開き始め105.5度で完全に開いて、ラジエターへのクーラント流量を制御します。

サーモスタットが開かないともちろんオーバーヒートトラブルに遭遇しますが、逆に閉じずに開きっぱなしの状態になると、エンジンのウォームアップ時間超過により排気ガスやブローバイガスが増加し、スラッジが形成される可能性が出てきます。

 

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特に高出力を発生するヘルキャットは、走行状況によってエンジン発熱量も高くなるので、冷却系のメンテナンスは最も重要な課題のひとつとも言えます。

 

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