ボーリング加工の限界/5.7HEMIエンジン

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クライスラー/ダッジの5.7HEMIエンジンのブロック

90度バンクのV8で、ボア×ストロークサイズは99.5×90.9

 

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No1シリンダー壁面に大きな傷跡を残したブロックでしたが、内燃加工にて再生

損傷したシリンダーを復元するには、一番手っ取り早いのが、オーバーサイズピストン選択によるボーリング加工

傷跡が消える範囲内であれば、より直径の大きなピストンを選択して、それにあわせてシリンダー径(ボア)を拡大するという手法。(当然、より圧縮はあがります)

 

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しかし5.7HEMIのブロックは、ウォータージャケットとのクリアランスが意外と狭く、なによりオーバーサイズピストンの設定がなし

 

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そこで今回行った内燃機加工は、スリーブ圧入式によるシリンダー復元

ノーマルボアサイズのスリーブを制作し、ダメージシリンダーを削ってはめ込む手法。

よく見なければ殆ど分からない、オリジナルブロックと圧入されたスリーブとの境目。

 

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損傷したシリンダーに、新たに取り寄せたピストン&コンロッド。

一般的なV8OHVエンジンと違い、真ん中が盛り上がった形状をしている、HEMIエンジンに採用されているピストン。

これはOHVながらOHCと同じバルブ配置を可能にした、HEMIヘッドの開発/採用により実現できた、ハイコンプ式のピストンヘッド形状

 

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復活の日は…もう少し先です。

 

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