CVTのエレクトリカルプレート交換/ベンツAクラス

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今回、初めて当社に修理でご来店いただいた、W169型ベンツA170の作業です。

 

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不具合内容は、メーターディスプレイ上にトランスミッションの異常を警告するメッセージ。

実際、シフト操作を行うと激しいシフトショック…ミッションの電子制御部がエマージェンシーモードに陥っている状態。

走行距離は既に12万キロオーバー…嫌な予感はしていたけども、DAS(ベンツ純正メーカー製テスター)で診断すると予測どおり。

 

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この型のAクラスやBクラス等に使用されているのは、722.8型の電子制御式CVTミッション(無段階変速)。

ハイドロリック部であるバルブボディを外すと、その上部にエレクトリカルプレートが装着され、バルブボディを電子制御化しています。

 

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これがバルブボディから分離した、今回不良で交換するエレクトリカルプレート。

CVTミッションをコントロールする、ミッション内部の各センサー等が全て装着されています。

 

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ここで問題なのは、722.8型CVTミッションの場合、このエレクトリカルプレートにミッションのユニット(VGS2)までもが装着されていること。

いわゆる、CVTのエレクトリカルコンポーネントとして供給され、このプレート交換=CVTコントロールユニットの交換ということになります。

この内容に対し、およそ多くの修理工場様が作業不可能と決断…なぜなら、ユニット交換に対しメーカーオンラインによるSCNコーディングで作動開始のプログラミングを施さなければ、交換作業後はエンジンすら始動しなくなるからです。

 

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メーカーログインを行える術が無い為、正規ディーラーでないとまず不可能といわれたこの領域。

UGでは自社内にてXENTRY テスターによるドイツ本国メーカーとオンラインコネクトを行い、SCNコーディングによる作動開始プログラミングが可能です。

 

UG/yoshida



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