7速ATのフルードメンテナンスに対する重要性/AMG CL63

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エンジンオイル及びATFの交換作業でお預かりしている、C216型のベンツCL63AMGです。

 

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ベンツのハイパフォーマンスモデルのひとつであるCL63は、その心臓部に6リッターオーバーのV8DOHCエンジンを搭載し、NAながら軽く500psをオーバーするスペックを有しています。

そのあり余るパワースペックを機械として維持する上で、特に定期的な油脂類のメンテナンスは、一般車に比べよりシビアに意識すべき重要な項目です。

 

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C216型のV8エンジンは、全車7速変速の722.9型7G-Tronicミッションを搭載しています。(V12エンジンは5速AT)

722.9型7速ATでは、オイル排出用のドレンもレベルゲージパイプも存在していないので、ATF交換に伴うオイル排出にはオイルパンを取外すことになります。

 

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もちろん、オイルパンを外すので、古いフィルターも同時交換を行うべき項目。

 

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特に7速ATでは、その多段式に伴うより細かな変速作動により、ATFの劣化が5速ATに比べ著しく見受けられます

7速ATの採用に伴いメーカーも、ATF交換推奨距離を5万キロくらいに設定していますが、722.9型に限っては出来れば3万キロ程度での交換を推奨します。

というのも、ATF劣化に伴う内部電子部品(VGS等)の短命化によるトラブル事例も、実に多く報告されています。

実際、当社でも数多くのVGSトラブル修理を行っていますが、そういったトラブル車両に共通するのはATFの未交換であり、10万キロ近く未交換状態であるとかなり危険なトラブル確率頻度です。

 

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ATFの新油を注入するには、オイルパンに設けられた注入用ドレンより、専用のディスペンサーにて圧送注入していきます。

 

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そのため、オイル量の測定は、DAS(ベンツ純正テスター)にてAT油温を計測し、測定適正油温値によるオーバーフロー量にて判断。

 

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上記の内容から、特に他車に比べより定期的なATF交換が必要とされる722.9型7速ATですが、そのATF交換作業にはDASや専用ツールを有した環境が必要となり、かつオーバーフロー量での判断となるので経験値の豊富な工場でないと行うことは出来ません。

VGS等の電気的トラブルは、ATの滑りといった機械的な故障と違い、突然前触れもなく発生し走行に支障をきたします。

そういった最悪の事態を招くことの無い様、7速ATのATF交換作業は、いつでもお気軽にUGにご相談ください

 

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UG/yoshida

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