ロアアームブッシュ損傷による注意点/ベンツCL600

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車検整備でお預かり中の、W215型ベンツCL600ツインターボです。

クーペモデルのSクラスとしては、既に2世代前の型になり、オドメーター上も10万キロオーバー…

 

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さすがにこれだけ走行距離及び年数が経過すると、500psを発生するV12ツインターボのパワーを受け止め続けた足回りは、随所にその傷みが見受けられます。

 

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例えばロアアームのブッシュ、よく覗き込まなければ確認しにくいですが、完璧にブッシュが裂けてしまっている状態です。

 

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ブッシュ側面のアルミカラー部が光っているのは、損傷したブッシュにより、アームが動いてしまったことによる干渉痕です。

 

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幸いベンツの場合、ブッシュ両端にアルミのカラーが装着されているので、ブッシュが損傷しても、メンバーに直接アームが干渉することは無い構造。

 

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メンバーがアルミ合金製なので、ブッシュ損傷によりアームが干渉すると、その被害は致命的になるので、その対策としてアルミカラーが両端に装着されています。

 

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ちなみにダイムラークライスラーとしてベンツと合併していた当時、クライスラー300系発表を期にベンツのコンポーネンツが多く用いられて製作されたので、クライスラー/ダッジ系のアーム類はベンツと同形状の構成です。(画像上/ダッジチャージャーのロアアーム 画像下/ベンツのロアアームブッシュ 注意:クライスラー/ダッジ系ではブッシュのみの供給はありません)

ただし、鉄製メンバーを用いているクライスラー/ダッジ系は、ベンツのようなアルミカラーが装備されていません

 

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アルミと違い鉄製は、材質的にも頑強なのでアルミ製のような致命傷にはなりにくいですが、クライスラー/ダッジ系ではブッシュ損傷=アーム干渉によるメンバー取り付け部の損傷は間逃れられないので、特に走行距離の多い車両では注意しておきたい箇所です。

 

UG/yoshida



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