車検整備にて業者様よりお預かりした、W463型のベンツG320ゲレンデです。
このゲレンデ、しばらく使用していなかったせいか、
ドアを開けると常にメーターディスプレイ上に、「TCはニュートラル」というメッセージのトランスファー警告表示と警告音も発生。
この状態は、トランスファーを制御するECUが制御していない状態なので、もちろんトランスファーのアクチュエーターモーターも作動せず。
幸い、現車のトランスファー内のギア位置自体は、通常のHIGH位置で固定された状態のままなので、普通に走行することは可能な状態です。
DASによるDTCでは、方向センサーの不具合が現在値で入力され、もちろん解除できない状態。
DTC内容からすれば、トランスファーのアクチュエーター交換が必要と判断するトラブル内容です。
ただし現時点での状態では、このDTCが入力されているからという理由だけで高額なアクチュエーターを交換するには、実測での確認が取れないので決定打に欠けます。
こういったトランスファーのDTCを解除するためには、一度その状態でDASにてトランスファーケースの学習を実行します。
電源電圧やシグナルケーブルの大きなトラブルがなければ、再学習することによりECUのエマージェンシーが解除され、アクチュエーターが作動することにより実測診断が可能となります。
あとは症状の再発と実測のズレによって、アクチュエーター交換が本当に必要か否か、もしくは別の箇所等の判断…正直、時折り「TCはニュートラル」表示をするトランスファートラブルに陥ったゲレンデは、少し厄介なパターンが多いです。
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