業者様より修理のご依頼でお預かりしていた、06yのシボレーエクスプレスAWDです。
そのご依頼いただいた不具合内容のひとつ、ABS誤作動修理の内容です。
症状的には、停車する直前にタイヤがスリップしている訳でもないのにABSが作動。
止まる直前に思いもよらずABSが作動するので、ブレーキの制動力が落ちて危険な状態。
TECH2にて診断したところ、特にDTCの入力は在りませんでしたが、停車直前にリアの車速値のズレが発生しているのが判明。
その原因は、トランスファーのリアアウトプットシャフト部に過大なガタが発生して、後輪へ導かれるプロペラシャフトの回転ガタ発生によるもの。
そのせいで、フロントの回転スピードとリアの回転スピードに、特に停車時直前に誤差が生じ、ABSユニットがその数値差をスリップと認識しABSを誤作動させてしまっています。
トランスファーのアウトプットからプロペラシャフトを抜くと、そのシャフトのヨーク部は焼けて黒く変色しています。
もちろん、トランスファーのアウトプット部のヨークが挿入される部分のメタルも、相当なダメージが発生。
交換必要な部品としては、黒く焼けてしまったプロペラシャフトのヨーク部と、同じくダメージを受けているトランスファーのアウトプット部のメタルブッシュ。
トランスファーのメタルブッシュを入替加工するため、現車からトランスファーを降ろして、ケースを分解します。
ダメージを受けているメタルブッシュは、表面が削れてしまい、それにより挿入されるシャフトに対して過大なガタが発生しています。
古いブッシュを取り外し、新しいメタルブッシュへ組替作業。
プロペラシャフトのヨーク部も、新たに入手した部品へ変更し、元通りに組み付けていきます。
完成後のロードテストでは、TECH2による測定での車速ズレの実測値も改善され、もちろんABS誤作動も完治しました。
この箇所が今回のようにダメージを受ける要因としては、油膜切れ等が考えられますが…この症状に対してかどうかは正直不明ですが、トランスファーのフルードレベルは変更されおり、一般的なアッパードレンまでの注入量では足りないとされています。
UG/yoshida
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2015yダッジチャレンジャー用/ウインカーCANBUSアダプター販売
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