車検整備にてお預かりした、8P型のアウディA3です。
点検にて交換しておくべき各消耗品や油脂類等の他に、今回の車両の場合はもうひとつ、解決しなければいけない箇所が一点。
チェックエンジンの警告ランプが点灯。
もちろん、この状態では継続検査を受けることが出来ません。
テスターにて診断したところ、インテークランナーフラップのポジションエラーと判明。
可変吸気システムを備えたインテークマニホールドなので、インテークポートにECUで制御されるフラップが存在しています。
そのフラップを駆動させるアクチュエーターが、リア側に装着されているのですが、テスターによる操作点検を実施したところ、正常に駆動しているのが目視で確認できました。
しかしセンサーの実測値は変化なく、駆動に対するフィードバックが行えていません。
そのセンサーは、アクチュエーターの反対側に位置するフロント側に装着され、車両装着状態ではその存在が殆ど確認出来ません。
センサーの交換にしろ フラップバルブの点検を行うにしろ、いずれにしてもインテークマニを取外さなければいけないので、一旦車両よりインテークマニAssyを外します。
これが各インテークポートに備わっている、インテークランナーフラップ。
アクチュエーターでその軸を駆動させているのですが、こちらのほうは軸の損傷等も皆無で特に問題なし。
その軸の延長線上にあるアクチュエーターとは反対側に位置する、センサーの全貌が確認でき、上記の点からセンサーの不具合と結論。
新しいセンサーを取り寄せ、インマニフラップの軸に合せて取付し、インテークマニを元通りに組み付けていきます。
修理後は無事テスターでの実測値も正常復帰し、他の消耗品等の交換部品も全て作業終了し、あとは明日検査を受ければ終了です。
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