業者様よりご相談を受け、修理お預かりした、W221型後期のベンツS350です。
ご依頼内容は、左ヘッドランプのコーナリングランプが点灯せず、メーターディスプレイに異常警告のメッセージが表示されます。
W221型では後期モデルより、アクティブライトシステムが備わっており、コーナリング時に補助点灯するランプもLED化になっています。
ハロゲン式のバルブを採用していた前期モデルと違い、このタイプではバルブ交換が不可能な構造となっています。
もちろん、バルブ側の不良なのか?それとも制御側の問題なのか?、DAS等を接続して診断作業が必要。
最終的にはフロントフェイスを分解して、ヘッドライトユニットAssyを取外しての点検が必要です。
コーナリングランプの裏側は、ご覧の通りサービスホールも無く、LED側不良の場合は基本的にランプユニット本体交換という図式になります。
ランプユニットの下側にはECUが3個装備され、部品としてはランプユニットとなる本体とは別供給になるので、ECU側か?ランプ側か?の点検が必要となります。
今回のコーナリングランプ作動不良の場合、関与するECUは中央に装備されるターニングシグナルランプトランスだけでは無く、外側に位置するXENONランプユニットのECUも影響します。
これらは左右ライトに対してコーディングされているので、仮に左右を入れ替えた場合は異常警告が点灯します。
途中の点検経過は割愛して、結論から言えば今回の不具合箇所はECU側ではなくランプユニット側。
水分の混入によりランプユニット側の基盤が犯され、XENONランプユニットのECU端子にまで腐食が浸透しています。
幸い、各ECUは正常に機能していたので、業者様が探してこられた中古ランプ本体をベースに組替作業を行い、正常機能復帰です。
最終的にはDASにてアクティブライトシステムの各機能を順番にテスト実施し、本日無事納車完了できました。
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