ESPの警告点灯修理にて、業者様よりお預かりした、09yダッジチャレンジャーSRTの診断です。
ESPとはエレクトロニックスタビリティプログラムの略で、ABSとトラクションコントロールシステムを統合した制御で 90年代後半にベンツが最初に採用した横滑り防止装置です。
wiTECH2.0(ワイテック2)によるDTC診断では、ステアリングアングルセンサーの不具合が現在値にて入力されている状態。
ステアリングアングルセンサーは、その名のごとくステアリングの角度(現在のハンドルのきれ角度)を検知するセンサーです。
もちろん現在値=現在も故障状態が進行形なので、不具合箇所を修理しなければDTCの消去は行えません。
アングルセンサーに関連する部位を点検する為に、コラムユニットを現車より取り外します。
この辺りの造りは当時のベンツと同様で、ステアリングを取外した後にコラム下のボルトを緩めれば、コラムユニットAssyが引き抜ける感じで取外せる構造。
このコラムの一番奥に、ステアリングコラムモジュール(SCM)となるECUが装着されています。
具体的な構成は、このSCMの前にウインカー/ワイパーレバー等が積み重なるように配置され、
一番手前側(ステアリング側)にアングルセンサーが装着され、ステアリングの回転(厳密にはスパイラルケーブルの回転)を検知しています。
この構造上、例えABSのユニットがステアリングアングルセンサーの不良を検知したとしても、アングルセンサーの実測はSCM(ステアリングコラムモジュール)を介してCANによって送信されているので、単純にセンサーだけの不具合と判断するのは危険です。
この辺りの構造は、数点の関連部品が積み重なる様に配置されているが為、各部位での接触抵抗や装着状態の誤差によってもアングルセンサーの実測が一時的に失われエラーを発することもあります。
このアングルセンサー関連のトラブルは、90年代後半~2000年代初めのベンツと全く同一の構造にて、当時のベンツでも多く存在した不具合のひとつ。
年数の経過によって思いもよらぬ原因が発覚したりして、後にベンツは二世代前のEクラスにあたるW211後期モデルより、アングルセンサー一体型のMRMモジュールへと変更しています。
最終的に不具合箇所の修理後は、ABS(ESP)初期化による学習過程を実行して、作業終了となります。
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