フロントのABSホイルスピードセンサー(車速センサー)を交換したけれどもABS警告が消えない…ということで業者様より修理ご依頼を頂いた、2012yクライスラー300の作業です。
wiTECH2.0(ワイテック2)にてABSのエラーを確認すると、確かにフロントのセンサーが左右、不具合を検知したDTC(故障コード)が入力されています。
実際、ABSユニット実測をwiTECH2.0にて確認しても、フロントの車速信号の検知値が正常ではありません。
上記の様にホイルスピードセンサーのエラーを検知していても、その不具合の原因箇所はセンサーの他に、ハブ側のリング不良や配線等の可能性があります。
しかし現車の配線を測定すると、ABSユニットへフロントの車速パルスが正常にインプットされているのが確認できました。
フロントの車速信号がユニットまで入力されているにも関わらず、ユニットがその検知信号を判断できていない…ユニットの内部不良と判断し、ABSエレクトリカルユニットの交換です。
ABSエレクトリカルユニットを交換した後は、作動開始処置としてABS初期化の実行。
新品ユニット交換時は、wiTECH等のテスターを使用してこのステップを実行しなければ、正常に機能せず警告が点灯したままになります。
ユニット交換後は、車速信号の検知実測も正常になり、もちろんロードテストを行っても警告点灯トラブルは完治しました。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
クライスラー/ダッジの現行ディーラー診断機であるwiTECH2.0(ワイテック2)は、2018y以降も全車両オンラインによる診断及び修理に対する各種プログラミング作業が可能。
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
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