突然エンジンが全くかからなくなったというトラブルで、レッカー入庫してきた08yのVWトゥアレグの診断作業です。
ポルシェと共同開発で誕生したトゥアレグは、カイエンとプラットフォームを共有する姉妹車です。
具体的な症状は、スタートスイッチを操作しても全くの無反応…ちなみにメカニカルキーを挿入してシリンダーを廻しても、同じくキーON状態にもならず。
上記の症状を体感すると、単にバッテリーあがりか?と、疑うような状態です。
このトゥアレグには、ステアリングシャフトを電子アクチュエーターでロックしています。
通常、エンジンスタート操作に入ると、アクセススタートコントロールモジュールがドライバーのキーを認識して、ステアリングコラムロックアクチュエーターを解除させます。
その際、シャコッという動作音が聞こえるのですが、このアクチュエーターの不具合等でロックが解除されないと、アクセススタートコントロールモジュールは次のステップであるキーONモード及びスタート許可を行いません。
現車を更に診断した結果、今回の不具合はステアリングコラムロックアクチュエーターの内部不良と判明。
トゥアレグの場合、コラムロックアクチュエーターは単体で取外せる構造では無く、ステアリングコラムAssyを車両より取外すことになります。
新品の部品供給も、ステアリングコラムAssyでのみの供給となり、その価格は約25万近くする高額な部品代。
さらにセキュリティ機能を有したコラムロックアクチュエーターは、現車に対して個別化するためのコーディングが必要です。
しかし予算的に…というご要望に応えるため、今回は中古部品を利用して復元する修理法を行います。
もちろん個別化されたコラムロックアクチュエーターは、他車に使用されていた中古部品をそのまま取り付けても動作を行いません。
具体的には、現車に取り付けられていたモジュールのデーターを、仕入れた中古部品のモジュール部へと転送処置(コーディング)を行います。
データー転送を終えたコラムロックアクチュエーターは、もちろん現車とマッチングした状態にプログラムされているので、スタート操作で正常にロック解除を行いエンジンも無事始動できるように復活しました。
UG/yoshida
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