コミュニケーションバスオフの原因探求/リンカーンナビゲーター

 

 

 

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長距離を走るとチェックエンジン等の警告ランプが点灯し、様々な不具合(ミッション変速やABS等)が現われてしまうトラブルで診断させていただいた、2006yリンカーンナビゲーターの作業です。

 

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IDSによるDTC(故障コード)履歴を確認すると、主要なモジュール間に対しての通信エラーが発生したことが伺えるUコードが入力されています。

 

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こういったモジュール間のコミュニケーションエラーの場合、関連するモジュールの何れかが内部不良で起動しなくなるか、もしくはモジュール間のCANコミュニケーションラインの不良が原因として予測できます。

ただし現車は、長距離を走行した場合に限り発生した模様で、お預かり診断中は全く症状も発生せず=全てのECUも正常に制御している状態。

もちろん配線等を測定しても、特に抵抗過大等の断線状態に陥るような値では無く、やはり何れかのECU内部不良によってある時 制御不具合が発生するのか…。

 

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と考えましたが、「長距離走行した後に発生」=エンジン発熱に大きく影響する箇所の電気廻りを再度診断すると、かなり怪しい箇所が一点存在。

 

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配線を確認するためカバー類を取外すと、CANラインを含むメインハーネスの一部がエキゾーストに触れ、配線の皮膜が溶けている状態

エキゾーストの高温により皮膜の溶けた配線が断線状態に陥ったり、または排気菅高温によってハーネスがより接触してアース短絡等の不具合が発生し、先のコミュニケーションエラーへとなり得る原因と推測でき、またショートによるECU内部不良へと進展する危険性も存在します。

 

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アメリカ車、特にフォード/リンカーン系では、ハーネスの取り回しや固定不良/接触不良等による配線トラブルの事例も多いような気がします。

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