デュアルクラッチトランスミッションのオイル漏れ修理/BMW M5

 

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車検整備にてお預かり作業を行った、F10型BMW M5のDCTオイル漏れ修理です。

DCTとは「デュアルクラッチトランスミッション」の略で、その内部構造はトルクコンバーターを使用しているATミッションとは全く別物、変速機構はマニュアルミッションと同じ構造で、パドルシフトによるECU制御油圧クラッチになります。

 

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今回のDCTオイルが漏れている箇所は、リフトにあげれば一目瞭然、DCTオイルパンから漏れが発生しています。

 

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修理に伴う交換部品として、漏れが発生している樹脂製のオイルパンと、内部に装着されているオイルストレーナー

 

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そして、ストレーナーとは別に存在するDCT用のオイルフィルターも、今回のタイミングで交換します。

 

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オイルパン&ストレーナーを取外しても、DCTはマニュアルMTと同じギア駆動なので、ATミッションに使用されているバルブボディは存在しません。

Mデュアルクラッチの7速DCTは、ATミッションのような駆動ロスは皆無で、シフトチェンジはECU制御によって瞬時に互いのクラッチに油圧により切り替えられるので、変速のタイムラグもありません

人が操作するクラッチ操作では限界があり、加速性能ではプロドライバーのクラッチペダル操作でもDCTにはもはや勝てない…フェラーリやランボルギーニ等のスーパーカーからマニュアルミッション搭載車が消えた背景を考えれば、その駆動変速性能は理解できるかと思います。

 

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劣化/消耗したオイルパンやフィルターを組替えた後は、DCT油温管理によるフルードの測定/調整を行ないます。

診断機でDTCオイル温度を確認しながら、ミッション側面にあるフィラー部よりDCTオイルを圧送注入

 

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もちろん使用するフルードは、DCT専用フルードが必要なので、メーカー純正のDCTFを使用します。(全容量は約8.5L

 

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DCTオイル漏れ修理の他は、磨耗したブレーキディスクのパッド交換や、各オイル類の定期交換を行い全作業終了です。

 

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