雨漏れの定番箇所/ハマーH3

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毎年梅雨時期になると、入庫数が増加する傾向にある「雨漏れトラブル」。

車検整備でお預かりした2006yハマーH3も、雨漏れに悩まされていらっしゃる一台で、今回24ヶ月点検整備と併せて点検/修理です。

 

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このH3のようにサンルーフが装備された車では、最も多い雨漏れトラブル箇所であるドレン詰まり。

サンルーフの端にあるパッキンだけでは水の浸入は防げないので、下のレール部に排水用のドレンが設けられています。

 

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完璧に詰っていればシャワーテストですぐ判明するのすが、厄介なのは「詰まり気味」パターン。

詰まり気味によって、通常の洗車レベルでは漏れないけれども、大雨等による大量の水の混入時に排水が追いつかず、天井の内張内部に溢れてしまいます。

今回のH3も詰まり気味症状によって、排水が追いつかずに溜まった雨水のせいで、レールパーツ部に錆が発生しているのが伺えます。

 

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H3の場合、フロント両端のドレンホースは、エンジンルーム側へと導かれています。

 

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その末端はゴム製のグロメットが十字に刻まれており、外部からの異物進入を防いでいるのですが、それが仇となって詰まりを誘発します。

このトラブルは今回のH3に限らず、ベンツや92A型ポルシェカイエンでは特に多く見られ、要注意箇所です。

 

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というのも、ドレン詰まりによって室内のフロントフロア部に水漏れが発生してしまうのですが、その箇所には多くの電子部品が装着されています。

フロアカーペットを形成するフォームは、水分を吸収するとなかなか乾かなく、腐食による電気トラブルが発生する確率が高くなります。

 

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今回のH3もドレン詰まりによる不具合であったので対処し、あとは車検点検によって判明したブレーキディスクパッドの磨耗による交換作業をはじめ、各油脂類のリフレッシュを行い本日無事納車です。

 

UG/yoshida

 

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