チェックエンジンの警告ランプが点灯した、2003yリンカーンナビゲーターの診断です。
IDS(フォード純正診断機)を使用してDTC(故障コード)を確認すると、バンク1(右バンク側)の空燃比リーンが入力されています。
実際、PCM(パワートレインコントロールモジュール)へアクセスして、その実測値を確認すると、バンク1側の燃料学習補正量が最大値までずれてしまっています。
この頃のナビゲーターの場合、空燃比リーンに陥る最も多い原因箇所は、ブローバイラインの損傷による二次エア混入。
しかし現車は、ブローバイラインを含む各インテーク配管をチェックするも、特に二次エアが混入するような損傷痕は見られません。
二次エアの混入以外でシステムリーンに陥る条件としては、例えば燃圧不足やO2センサー自体の検知不良等も考えられます。
しかし、この型のナビゲーターで、バンク1側のみリーン状態に陥る原因として、例えば右側カムカバーに装着されているPCVバルブの不良。
PCVバルブは「Positive Crankcase Ventilation」の略で、インテークマニへのブローバイガス流量を調整する逆止弁です。
インテークマニ負圧によって流量が可変するワンウェイバルブですが、PCVバルブ不良によってアイドリング時の流量コントロールが制御できなくなると、二次エア混入時と同様に燃料学習補正に影響が生じます。
今回のナビゲーターもまた、PCVバルブ制御の不良にて、新しい部品へと交換した後は、PCM実測値での補正量も安定するようになりました。
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