パワーステアリングが全く機能しなくなったトラブルでご入庫頂いた、2013yクライスラー300Cの作業です。
メーターディスプレイには、その不具合に伴って、ステアリングの警告ランプも点灯しています。
念のため基本となるフルードレベルのチェックを行い、パワーステアリングタンク内MINレベル以上のラインにフルードが充填されているのを確認。
更にwiTECH2.0(ワイテック2)を使用してECU診断を行うと、EPS(エレクトロニックパワーステアリング)ユニットが通信しない状態と判明。
このモデルのLXは、電動式のパワーステアリングハイドロリックポンプを使用しており、ポンプと電子ユニットが一体式となっています。
EPSユニットには、ポンプを駆動する電源ラインとCANラインが接続されています。
通信エラーの原因を調べる為、コネクターを取外して配線を測定しようとすると、コネクター内からフルードが垂れてきてしまっています。
EPSユニットの内部リークにて、フルードが電子ユニット部へと漏れ犯されている状態と判明。
必要部品として供給されるのは、ハイドロリックポンプ一体式EPSユニットとなるのですが、そのプライス約20万以上…。
今回は運よく中古部品が見つかったので、現車と組替え作業の実施。
電動ステアリングはフルードも専用品となるので、規定レベルまで充填します。
作業後は再度wiTECH2.0(ワイテック2)を接続して車両構成処置等を行ない、無事パワーステアリング機能制御も復帰しました。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
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UG/yoshida
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