パワースイッチを入れると、各種たくさんのエラーメッセージが順番に表示され、メーターモニターが再起動を繰り返す…そして時にはシフト操作が行なえず、車を動かすことが出来なくなるトラブルをかかえた、2014yキャデラックELRの作業です。
日本には正規輸入されていないキャデラックELRは、2014y及び2016yに僅か3000台弱だけ生産されたプラグインハイブリッド車です。
主要エネルギーとして電気を使用するPHVカーなので、エンジン始動の「スタート」スイッチではなく、「パワー」スイッチによるオン操作でEV車両を動かすという表現になります。
GDS2(GMメーカー診断機)を使用して診断すると、数多くのDTC(故障コード)が現行エラーとして存在しています。
エラー内容からハイブリッドパワーコントロールでは無くエンジンコントロール制御系に問題があると推測され、更に複数のDTCに対して共通する回路を探索していきます。
診断をすすめた結果、イグニッションリレー回路に問題があり、ECM(エンジンコントロールモジュール)からのリレー作動信号が供給されない為、共通する回路に対する先のDTCが入力されると判明。
フロントフェイスを取外してECM間の配線を測定した結果、
今回の故障原因は、ECMのイグニッションリレー回路出力不良により、ハイブリッドコントロールをも含む様々な制御不良が発生し、車両駆動制御に影響してしまっていました。
新しいECM(エンジンコントロールモジュール)へと組替えて、オンラインにてSPS(サービスプログラミングシステム)を起動させ、現車に適合したキャリブレーションをプログラミング。
ただしECMはセキュリティに関る主要ユニットのひとつなので、プログラムした後は更にイモビライザーの学習…いわゆるトランスミッターキーの再登録ステップを進めます。
また現車のエンジン特性とマッチングさせる為、クランクシャフト位置の学習ステップも実行。
これら全てのプログラム作業を終えると、現行エラーとして入力されていたDTCもクリア可能となり、様々な警告や再起動及びシフト操作も問題なく行なえ、安心して車を動かせるように復帰しました。
あと もう一点あったマイナートラブルも解決し、無事納車完了です。
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