フロントコントロールモジュールによる各種警告誤作動/クライスラー300C

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VIN(シリアル)ナンバー10桁目が「5」もしくは「6」や「7」といった、初期モデルのLX系クライスラー300C

(ちなみにVINナンバー10桁目は「年式」で、この場合は2005y~2007yモデルを表します)

この頃の年式車両では、エンジンルーム内ヒューズボックス(IPM)前方にECUが装備されているのが確認できます。

 

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これはFCM(フロントコントロールモジュール)といって、IPM(IntegratedPowerModule)と呼ばれるヒューズボックスを形成する為に装備されています。

具体的にいえば、IPMは直接バッテリーに接続され、それら全ての車載電気システムの回路保護と配電の主要手段を担うECU

FCMは、ハードワイヤードスイッチ入力から受信した入力とCANバス回路で受信したデータに基づいて、これらの車両システムの電気および電気機械負荷の一部の電力を制御します。

 

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このFCM制御に不具合が生じると、各ユニットの通信エラーによる各種警告ランプ類の点灯や、エンジンファンの作動不良にランプ類の点灯/点滅不良等…様々な電気系トラブルが発生する可能性があります。

例えば今回お預かりした2006yクライスラー300C、ある時突然各種警告ランプが点灯してしまうというトラブルが発生

 

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wiTECH2.0(ワイテック2)によるECU/CAN診断をはじめ、各種ハードワイヤー回路を測定して診断した結果、FCMの制御不良によるものと判明

FCMはCANで制御されるECUなので、部品変更に伴い現車へのプログラミング処理をメーカーサーバーとオンラインにより実施

 

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新たなFCMへと交換及びプログラム処置後は、先の不可解な警告点灯症状も改善され、無事納車完了です。

 

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