インタークーラーの機能低下/ベンツS63AMG

 

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テスター診断にて ご入庫いただいた、W222型ベンツS63AMGの作業です。

特にチェックエンジン警告ランプは点灯していないのですが、水温は安定しているにも関わらず エンジンファンが最大回転数で常に廻っている状態です。

 

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XENTRYにてDTC(故障コード)を確認すると、インタークーラーの効率不具合に対する異常を検知しています。

 

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5.5リッターのV8ツインターボの157型エンジンを搭載したモデルで、ブーストエアを冷却する目的で水冷式インタークーラーを装備しています。

 

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冷却効率を点検するため、エンジンオフ時で低温回路循環ポンプ1の電流消費を測定すると、実測が正常値ではありません。

 

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低温回路の冷却水を確認すると、明らかにブーストエア冷却水レベルが基準値より下回っています

 

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水冷式インタークーラーは、ブーストエアディストリビューター(インテークマニ)下方部にマウントされています。

低温循環回路の冷却水漏れ箇所を点検するも、特に漏れ痕の部位が診うけられないので、インタークーラー本体のリークが濃厚

 

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ドイツ本国オーダーにて入荷した、新品の水冷式インタークーラー。

インタークーラー内部で冷却水がリークすると、ブーストエアと共にインテークへと漏れ導かれるので、外部から漏れ痕の点検は出来ません。

 

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インタークーラーを交換するために、ブーストエアディストリビューターAssyをエンジンより取り外します。

 

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インタークーラーはブーストエアディストリビューターにドッキングされているので、

 

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Assyで取り外した後に組替作業となります。

 

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組替後は慎重にエンジンへとブーストエアディストリビューターを装着し、各付属品等を元通りに組み付け。

 

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テスターを使用しながら低温回路の冷却水エア抜きを十分に行い、正常制御の作動及びテスト測定の合格を確認して作業終了です。

 

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