フューエルキャップとタンク圧力値の関係/リンカーンナビゲーター

DSC_0104

「燃料キャップをチェックしてください」と警告メッセージが表示される、2006yリンカーンナビゲーターの作業です。

 

IMG_0289

弊社に作業入庫する前に、念のため新品のフューエルキャップに交換したけれども改善されず…フューエルキャップが機能していないと車両側は検知しています。

 

DSC_0094

そもそもメーターディスプレイでフューエルキャップのチェックを促す理由は、EVAPシステムのリーク(漏れ)をPCMが検出していることに起因しています。

揮発性のあるガソリンは、ガソリンタンク内にて燃料蒸発ガス(EVAP)が発生します。

それらを大気解放させずに混合気と共に燃焼させるEVAPシステム(燃料蒸発ガスは引火性のある有害ガス=揮発ガソリンなので、自動車ガス規制により大気開放が禁じられています)は、PCM(エンジンコントロールモジュール)にて監視を行い、パージバルブやベントソレノイドにて制御を行っています。

 

IMG_0271

具体的には、フューエルタンクプレッシャー(FTP)センサーからの入力信号をPCMが監視し先の制御を行いますが、例えばフューエルタンク内の圧力値(タンクプレッシャー)に対し保持不良等を検知すると、まずキャップの締め忘れが無いか?警告メッセージを表示している状態です。

 

DSC_0098 (1)

しかしモニターした結果、タンクプレッシャー値が実際の数値と明らかに異なる場合、PCMが各制御を行っても監視するセンサー側の不具合によってタンク内圧値が正常変動しないので、先のDTCが入力されている今回のケース。

 

IMG_0284

フューエルタンクのプレッシャーセンサー(FTP)は、フューエルタンク上部のチューブに装着されています。

 

IMG_0285

その為ナビゲーターのFTPセンサーは単品では交換が出来ず、タンク上部に装着されているチューブAssyでの部品供給となります。

 

IMG_0286

今回は追加ご依頼にて、フューエルタンクを降ろした序に、フューエルポンプユニットも新品部品へとリフレッシュ

 

IMG_0287

既に10年以上を経過したポンプは、機械的寿命を考慮すれば…こういったポンプの停止トラブルは、突然発生してエンジン始動不能に陥るので、賢明な判断だと思います。

 

IMG_0288

FTPセンサー変更後は、IDSでの実測点検でも正常なEVAP制御が確認出来、無事作業完了です。

UGでは、VCM2をインターフェイスとしたフォード/リンカーンのディーラー診断機であるIDSを完備

フォードのジャパン撤退により修理でお困りの方、ユーザー様/業者様問わずお気軽にご連絡ください。

 

UG/yoshida



 

*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約

フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)&コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

 

 

トップページへ戻る