チェックエンジン警告のインジケーターが点灯し、エンジンの噴け上りが極端に悪くなった、E88型BMW120iの診断です。
ISTAを接続してディフェクトメモリーを確認すると、多くのエラーを検知しています。
その中でも特に今回の不具合に直結している内容は、ミスファイア検知によるエンジン回転バランスの不具合。
今回のE88は、直4DOHCのN43系エンジンが搭載されたモデルです。
エンジンの半分以上がバルクヘッド内に隠れており、点検にてエンジンのカバーを取り外す際は、ワイパーのカウルパネル廻りの取外しが必要となります。
DMEの実測診断にて、各シリンダーの不正回転値のステイタスを確認すると、No2シリンダーの値が規定値より大幅に外れてしまっている状態。
直噴エンジンでは燃料をダイレクトに燃焼室へ噴射するシステムなので、より緻密な噴射制御を可能とし、燃費や出力の向上が図れます。
その反面、構造上インテーク廻りへのカーボン蓄積が発生しやすく、燃焼状態の低下へと発展します。
このE88では、イグニッションコイルの不良やプラグホールのオイル漏れといった要因の不具合は診うけられなかったので、先に述べた状態によるカーボン蓄積による経年劣化トラブル。
とりあえずスパークプラグを新調し不具合は解決しましたが、蓄積されたカーボンの除去は一般的なケミカル等で対処するのは難しい構造。
そういった状態へ陥るのを避ける意味でも、定期的なエンジンオイル交換は有効で、メーカーが推奨する交換スパンでは、先のカーボン蓄積進行は早く=失火トラブルの原因へと早期に進行しやすくなります。(UGでは最低でも5000㎞毎でのオイル交換を推奨します)
UGでは、BMWディーラー診断機 ISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備し、各種プログラミングにも対応しています。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種カスタムコーディング変更等(TVアクティブ化やデイライト等)も実施しています。
BMWの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わずご遠慮なくお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約
フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)
GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応
ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)&コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco完備
BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。
アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を
平日10:00~20:00 土/日/祝 12:00~18:00 定休日/毎週水曜日