車検整備にてお預かり作業中の、2008yクライスラー300CのV6/3.5Lです。

このエンジンはバルブタイミング機構に、タイミングベルトを使用しています。

 

今回の車検のタイミングでタイミングベルトのリフレッシュと、あとオイル漏れの修理としてカムシャフトのシールも交換します。

 

カムシャフトのフロントオイルシールからオイル漏れが発生すると、タイミングケース内にオイルがが混入し、ベルトの早期劣化を招きます。

 

フロントオイルシールを交換する際には、もちろんカムのスプロケットギアを取り外さなければいけないのですが、左バンク側のみ車載状態ではボルトが抜けるスペースが存在しません。

 

その為、ロッカーアームコンプリートを取外し、シリンダーヘッド後方のカバーを取り外して、カムシャフトを後方へずらしてスペースを確保。

 

さらにこの3.5Lエンジンでは、スプロケットギアを外しただけではフロントオイルシールにたどり着けないので、さらにタイミングケースリア側も全て取り外します。

 

無事フロントケース廻りを全て分解した後、古いオイルシールを取外して、新品のオイルシールへと打ち換えます。

 

カムシャフトシールの他、クランクシャフトのフロントオイルシールも交換し、タイミングベルト及びウォーターポンプもリフレッシュ。

このエンジンは国産車と同様、約10万キロ毎でのタイミングベルト交換が指定されています。

 

UG/yoshida

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