インジェクター交換に伴うコーディング/BMW M6

時折り信号待ち等の停車時に、ドライブトレーンの異常警告が点灯しエンジンが不調状態に陥る、F12型BMW M6の診断です。

 

ISTAによるテスター診断を実施した結果、ディフェクトメモリーの内容からNo3シリンダーの失火検知がトラブルの原因と判明。

特定の気筒が失火する要因としては、イグニッションコイルやスパークプラグといった点火系の他に、インジェクターの噴霧不良による原因も考えられます。

 

M6に搭載されているホットインサイドレイアウトのS63エンジンは、ダイレクトインジェクション(直噴エンジン)になるので、燃焼室に直接挿入されているインジェクターの劣化トラブルも事例としては多く存在します。

 

但し部品をオーダーする際、例え正規ディーラー車と言えども車体番号だけで装着されているインジェクターの品番特定が不可能なので、ISTAを接続してエンジンに装着されているインジェクターの品番特定の確認が必要となります。

 

古いNo3シリンダーのインジェクターをツールを使用して抜き取り、新しいインジェクターと組み替えます。

但しインジェクターを変更する際は、そのシリンダーに対して同期処置を行わなければいけません。

 

各インジェクターの製造誤差により、実際の噴射燃料量がDMEで制御された理論上の燃料噴射量に対し、僅かに外れてしまいます

過去のポート噴射式と異なり直噴システムでは、その僅かな誤差によってシリンダーバランスに、より影響を受けやすくなります。

 

その為、各インジェクター製造後にメーカーの測定によって、個々のインジェクターに対する調整値が生成されています。

この調整値は各インジェクターに印字されており、インジェクターの変更を行う際はシリンダーに対する調整値のコーディングが必要となります。

 

DMEに保存されている既存の調整値を、テスターのサービス機能から変更するシリンダーの対し、新たに使用するインジェクターの噴射量調整値へとリプログラムします。

この処置を行わなければ、インジェクターの燃料噴射調整値にズレが生じているので、ユニット内部での演算処理による噴射量補正が正確に行えず、結果エンジン制御に大きく影響を及ぼすことになります。

 

UGでは、BMW専用最新テスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備し、各種プログラミングにも対応しています。

また、ディーラーでは行うことの無い、各種カスタムコーディング変更等(TVアクティブ化やデイライト等)も実施しています。

BMWの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わずご遠慮なくお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約

フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)&コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

 

トップページへ戻る