バッテリー交換後の登録作業/BMW M5

テスター診断にてご入庫頂いた、F10型BMW M5の作業です。

 

ISTA(BMW診断機)を接続してディフェクトメモリーを確認すると、バッテリーの故障/老朽化のエラーが存在し、消去出来ない状態です。

 

BMWに限らず近年の車両では、アイドリングストップ機能等の装備により、バッテリーの状態がより重要視されます。

具体的にはインテリジェントバッテリーセンサー(IBS)により、電圧/導通電流/バッテリー温度を監視しています。

 

IBSによってバッテリーの不具合のあるセルの検知した場合、ディフェクトメモリーが入力され、バッテリーの交換が求められます。

BMWの場合、装備されているバッテリーの容量は車番だけで判断できず、テスターで登録されているバッテリタイプの確認。

 

ラゲッジルーム中央に鎮座しているバッテリーを交換した後は、テスターによる登録作業を必要とし、それによってエラーの消去が可能となります。

 

バッテリー登録項目より交換時の走行距離やデーターマトリックスコードの入力を行い、バッテリー交換記録をパワーマネージメントに通知します。

この作業を怠ると、パワーマネージメントが正しく機能せず、チェックコントロールメッセージが表示されたり、各負荷の低減やスイッチオフなどの機能制限設けられる可能性があります。

 

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