ドアピラーが存在しないダッジチャレンジャーでは、ドアの密閉性等を考慮して、ドアを開けた際に約1cm程度ウインドが下がる機能があります。(ドアが閉まれば全閉位置まで上がる)
しかし先代のLC型チャレンジャーでは、ドアを閉めている駐車中にもかかわらず、この上下動作が勝手に作動するトラブルが多発しています。
この動作の仕組みは、ドアハンドルに連動して駆動するスマートガラススイッチによって行われる機能。
この不可解な動作原因の多くは、そのスマートスイッチの内部接点不良となっているケースが大半を占めます。
今回ご来店頂いた2011yダッジチャレンジャーも、以前より時折りこの症状が発生していた模様。
窓が勝手に動くことによりバッテリーの消費が激しくなるのは容易に予測できますが、症状が発生していない時(窓が動いていない時)も暗電流値を測定すると過大な電流が流れています。
実はこのトラブル、メーカーからセーフティリコールとしてアナウンスされており、湿気等による腐食の影響でドアハンドルに連動するマイクロスイッチ内部接点のON/OFFが明確に行えなくなることにより発生するトラブルです。
UGでは対策部品で供給されている「スマートガラススイッチパッケージ」を在庫しているので、即座に作業の開始です。
スマートガラススイッチはドアロック部に装着されているので、ドアトリムを分解して対策部品へと変更。
作業後は暗電流値も基準値内に収まり、最後にテスターでのチェックを行い作業終了です。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
クライスラー/ダッジ系だけでも年間300件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2019y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績322台)
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
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