エアコンコンデンサーからのオイル漏れにて、交換作業のご用命を頂いた、2011yダッジデュランゴの作業です。
フロントフェイスを取り外すと、コンデンサーの右上部付近からオイル漏れが発生している痕跡が確認出来ます。
コンデンサーからのオイル漏れ=エアコンガス漏れによるコンプレッサーオイルの漏れ痕跡…と判断しがちですが、今回のデュランゴの場合はATFの漏れ痕となります。
部品名称では「エアコンコンデンサー」ですが、デュランゴに限らずクライスラー300やダッジチャレンジャー等、多くのモデルがコンデンサーとATミッションオイルクーラーが一体となった部品。
コンデンサーの上部1/4程度の箇所がATミッションオイルクーラーとなり、この部位からのATF漏れが発生している車両を過去にも数台経験しています。
初期の状態ではエアコンガスか?ATFか?の判断が難しいのですが、エアコンガス漏れと過信して放置しておくと、実はATF漏れだった場合、後にATF過少状態に陥り変速不良が発生するケースも存在します。
コンデンサーは決して安い部品ではなく、工賃や付属品等を含めると…ですが、優良社外製品も存在するので純正品に拘らなければプライスを抑えることも可能。
組替作業後は規定量のエアコンガス充填及び油温管理によるATFレベル測定/調整を行い、本日無事納車完了です。
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