車検整備にてお預かり作業中の、95Bモデルのポルシェマカンです。

 

オドメーターで約20000Km…ディスクパッドの摩耗が見受けられるので、交換メンテナンスが必要です。

 

但しマカンのリアブレーキは、電動式パーキングブレーキ機能が備わっている為、そのまま通常のディスクパッド交換作業を行うことは出来ません。

 

テスターを使用してブレーキ作業モードへのルーチンを実行し、キャリパーに備わったモーターを解除しなければいけません。

 

このルーチンが正常に終了した後は、メーター上のブレーキ警告灯が点滅作動し、この状態でブレーキメンテナンス作業が可能となります。

 

無事作業が完了した後は、再びテスターを接続して作業モードの解除。

さらにコントロールユニットの初回作動をテスターで実行し、無事成功すれば作業完了となります。

近年の殆どの欧州車では電動式サイドブレーキが備わっており、ディスクパッド交換メンテナンスではテスターでのモード移行処置が必須項目となります。

 

その他、オイル類の交換メンテナンス…特にマカンではトランスファオイルの交換をお勧めしています。

 

UG/yoshida

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