エンジン始動直後の数分間、まともにアイドリングすら維持できない程エンジンが不調症状に陥る、2010yシボレーカマロの作業。
入力されているDTC(故障コード)は全気筒ミスファイアを検知、冷間時のみアトランダムに失火症状が発生しています。
水温センサーをはじめ冷間時のみ失火が発生する要因となる実測等を測定するも…全気筒のスパークプラグがかぶっている状態=燃料供給過多状態なので、インテークを取り外してインジェクターの点検。
今回お預かりしていたカマロはV6エンジンで、ダイレクトインジェクター(直噴エンジン)を採用しています。
ポート噴射式と比較して噴霧制御がシビアで、且つ燃焼室にダイレクトに装着されているが故の劣化も考慮し、インジェクターの交換作業。
…するも事態は改善されず…やはり冷間時のみ失火カウントが検出され、プラグの状態も燃料噴霧過多によるかぶり症状。
再度テスターによる全ての実測点検のみならず、各配線単独の測定点検や機械的要因等をチェックするも…消去法的に考えられる原因は、エンジンをコントロールするECM(エンジンコントロールモジュール)の制御不良と判断。
しかし既に今回のカマロに適合するECMは、メーカー部品供給終了で新品が入手不可能と判明。
仕方が無いのでUSAよりリビルトメーカーのECMを手配し、待つこと数週間で到着したリビルトECM。
…しかしこれがドツボに嵌まり…リビルトメーカーからのマニュアル通りに作業を行っても、イモビライザー解除不能でエンジンが始動出来ず。
サービスプログラミングシステムを起動させイモビライザー学習プロセスを実行するも、リビルトECMのセキュリティコード入力が不正確となり、やはり始動不能…。
元来、ECMが今回の故障原因と断定出来るに至らず消去法的な結果による判断なので、ここでつまずいては…しかし原因はECMしか考えられない&時間も要しているので、現物ECM内部修理依頼に変更し到着したECMをリプログラミング…思わぬトラブルで時間を要しましたが、失火症状も改善され無事正常な制御へと復帰改善出来ました。
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