リアSAMモジュールが潰れる要因/ベンツCLS350

ガソリンを給油しても全くメーターが上がらない状態に陥った、W219型ベンツCLS350の修理です。

 

そして少し前より、ブレーキペダルを踏んでいないにも関わらず、ブレーキランプも点灯したままの状態。

 

DAS診断機にて故障コードを確認すると、左フューエルレベルセンサーのショートが検知されています。

このエラーメッセージだけを診ると、ガソリンタンク内にあるレベルセンサーの故障かと錯覚する内容です。

 

しかし、ブレーキランプが消えない症状の発生も考察すると、リアSAMモジュールと呼ばれるユニットの内部制御不良が濃厚です。

 

フューエルタンクインジケーターのセンサーは、リアSAMモジュールで演算されてメーターディスプレイに表示されます。

その演算された実測値は左右タンク共に127%という値を示しており、正常なセンサー値で無いのが判ります。

 

W219ではSAMモジュールと呼ばれるECUが計3箇所装備されており、先のタンクレベルセンサー値及びブレーキランプ等の制御はリアSAMにて行っています。

 

順番に配線等を測定した結果、やはり原因はリアSAMモジュールの内部制御不良と判明。

 

新しいSAMモジュールへと変更した際は、現車の仕様に適合させるためにコーディング処理を必要とします。

 

このリアSAMモジュールトラブルの原因となる要因として、W219ではトランク内の湿気が原因となっている可能性があります。

上部のボディパネル部接合部位のシール不良により、微量に雨漏れが発生してモジュール内部が漏電しているケースが多いので要注意です。

 

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