バッテリー交換後のエアバッグ警告点灯/ベンツS550

暫く乗らずに放置していたため、バッテリーが完全にあがってしまい交換作業を行ったが、その直後よりSRSシステム故障のエラーメッセージが消えなくなった…という案件にて診断を行なった、W222モデルのベンツS550です。

 

XENTRYにてDTC(故障コード)診断を行なうと、警告メッセージ通り「左リアアクティブシートベルトバックルの機能障害」が発生し、現状の段階ではエラー消去が不可能。

 

おそらくバッテリー上がりのタイミングで、運悪く左リアシートベルトバックルユニットのコード入力が消失してしまった模様。

 

検知しているエラー内容的には、左リアのアクティブシートベルトバックルユニット交換処置が必要と思わせる内容ですが、とりあえず現状の状態で再度「作動開始ルーチン」を実行して復帰。

 

またバッテリー変更後はチャージスループットの設定が必要なので、併せて「バッテリー交換の確認」ルーチンにより0.00Aに設定。

 

昨今の車両は数多くの電子デバイスが装備されており、その為バッテリー上がり等による弊害でECUにダメージを与える可能性もあるので、バッテリー上がりにはくれぐれもご注意ください。

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