スピードセンサー不良によるESP点灯/ベンツS500

ABS及びESPの警告メッセージが点灯したままの状態に陥った、W221モデルのベンツS500の作業です。

 

DAS診断機にてABRの故障コードを確認すると、左リアスピードセンサーに対するエラーを検知しています。

 

ここでいうスピードセンサーとは、各4輪の車軸回転数を検知するセンサーで、一般的には「車速センサー」「ABSセンサー」とも言われる部位です。

 

今回の不具合は左リアホイルの回転数を検知するセンサーの不良にて、左リアホイルの回転数(スピード)値をABRユニットが監視出来ない為、ABS/ESP制御を行うことが出来ず警告点灯

このスピードセンサー値の情報が欠落すると、先のABRユニット制御の他、ミッションの変速制御や電動パーキングブレーキ制御等にも影響します。

 

各スピードセンサーはアクスルアウター側のハブに位置する為、ブレーキダストや熱等の影響によって、車種問わず傷みやすい部位となります。

 

リアスピードセンサーをリフレッシュした後は、エラー検知もクリア出来、ブレーキホールド機能等も復元です。

 

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