センサー回路低電圧の理由/キャデラックエスカレード

チェックエンジン警告灯が点灯してしまう…という案件にて、同業者様より修理ご入庫頂いた、2011yキャデラックエスカレードの診断です。

 

入力されるDTC(故障コード)を確認すると、ノックセンサー(バンク2側)回路の低電圧を現在値にて検知。

このエラー検知は業者様も把握しており、ノックセンサーを交換したけれども全く症状が変わらず…という内容でUGへご依頼頂きました。

 

今回検知されているDTCは、ノックセンサー性能(パフォーマンス)に対する不具合を検知しているのではなく、センサー回路の低電圧を検知。

この「センサー回路低電圧」を検知する要因としては、センサーのシグナルサーキットがショートしていることを示しています

もちろんセンサー内部でのショートの可能性もあるのですが、ハーネス端子を取り外して配線側がショートしていないか?測定点検がまず必要。

 

具体的にはプラス電圧やボディアースとショート=導通が発生していないかチェックすることになりますが、やはり…というか配線がマイナス側に対して抵抗値が発生しています。

 

端子を外している状態であれば、センサー回路の配線はアース回路との抵抗値など無くオープンの筈なので、何れかの箇所でこの配線がボディショートしている状態と理解できます。

ECMからバンク2側ノックセンサーまでのハーネス内の何処でショートしているのか?、問題の配線がエンジンハーネス内での取り回しを把握したうえで可能性のある箇所を絞ります。

 

具体的に多いのは、例えばハーネスを保護するコルゲートチューブが破断してしまっている箇所…その箇所が問題の配線回路が取り回されている場所と一致すれば、その原因箇所となっている可能性が高いかもしれません。(画像矢印の接触しているグレー線はバンク2ノックセンサーのREFライン)

 

GM車に限らずアメ車のハーネスコルゲートは経年劣化によってボロボロになっているものが多く、それに伴って配線が直接エンジンやボディパーツの金属部に触れ→被膜が削れて内部ワイヤーハーネスが接触しだすことによるレアショートトラブル…特にアメ車では結構多い事例です。

 

UG/yoshida



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