走行中に「ブレーキ故障」の警告メッセージが赤く点灯し、ブレーキが効かない危険な状態に陥った…という案件にて、業者様よりレッカー修理ご入庫頂いた、R230型ベンツSL500の作業です。
R230のブレーキは通称名「SBC」と呼ばれるセンソトロニックブレーキコントロールシステムが採用されており、同年代のEクラス(W211前期)やCLSクラス(W219)等にも採用されていた電子制御式ブレーキシステム。
一般的にあるABSシステムのような補助制御とは全く異なり、通常の制動力もSBCポンプにてコントロールしているので、故障によってユニットがSBC制御をしなくなると通常の制動力にも大きく影響します。(今回の様に故障によってSBCが制御しなくなる不具合に陥ると、ブレーキが効かない=重大な事故に発展する危険性が高いため、後のモデルより採用されていません)
DAS診断機にてSBCシステムを点検すると、ハイドロリックシステムの異常を検知している状態。
更に診断プロセスに則り点検を進めた結果、SBCハイドロリックユニットの交換が必要と判明。
今回は業者様の方で手配された新品のSBCハイドロリックユニットを使用して、現車と組替&セットアップ作業です。
というのも、交換しただけではエラーが発生し警告ランプが点灯したままなので、まずはDASテスターにて作動状態へのルーチンを実行。
もちろん正常に起動した後は、ブレーキフルードの充填/エア抜きが必要なので、更にDASテスターにて実行します。
SBCシステム装備車は、テスターを使用しなければブレーキフルードやディスクパッドの交換も行うことが不可能。
その為、上記該当車種(R230/W211/W219等)のブレーキメンテナンスは、必ず専用テスターを完備した経験値のある工場にて作業を行うようにしなければいけません。
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