走行中に突然ストールしエンジンが始動しなくなるトラブルが発生する、2008yシボレーシルバラードの点検です。
症状発生時はキーを廻しても全くの無反応、メーターを含む電源供給が皆無状態になり…しかしある時突然復帰して、暫くの間は正常維持。
誰しもが初めに疑うのは、基本となるバッテリーの劣化。
しかし現車は既にバッテリーは新品に交換しており…しかし先の症状が発生してしまった…という事でUGにご入庫頂きました。
実はこの不具合、同年代のエスカレードをはじめC/K系では事例の多いトラブル。
そのトラブルの多さ故 メーカーの技術情報でも少し触れられていますが、ごく当たり前のバッテリーケーブルのチェック内容が述べられているだけなので、簡易的に点検してスルーしてしまう項目です。
プラスラインのメガヒューズ部に損傷等の不具合が確認出来ない状態であれば、バッテリーのプラス及びマイナス双方のメインケーブルをテスターで測定点検する必要があります。
いわゆるケーブル両端間での測定による電圧降下、エンジンが始動しない状態でのクランキングにて規定値以上の電圧降下が診られるケーブルはNGとなります。
ケーブル間での電圧降下が発生する原因の多くは、ケーブルとバッテリーターミナル部の接合部。
このケーブルと端子の接合部が劣化によって接触抵抗が増えるのか?、多くの症状発生車ではターミナル直後のケーブルを揺する事で一時的に通電=症状が消えてエンジン始動可能になるケースが多いです。
特に多いのがマイナスケーブルのターミナル部不良による電圧降下。
それに対する予防策なのかアーシング(マイナスラインの追加)をしている車両も見かけますが、マイナスケーブルにはバッテリーセンサーが備わっているので、それを無視した追加ケーブルは充電制御に影響を及ぼす可能性があり、UGではお勧めしていません。
電圧降下に対するケーブル変更対処後は、念のためオルタネーターの充電制御等を確認して作業完了です。
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