アクティブステアリング故障による警告点灯修理/BMW523d

各種警告ランプが点灯して「走行注意」メッセージが表示される状態に陥った、F10モデル/BMW523dの作業です。

 

ISTA診断機にてディフェクトメモリーを点検すると、これらの警告点灯不具合は=アクティブステアリングのモーターポジションセンサー値不良に起因していると予測できます。

F10モデルではインテグレイテッドアクティブステアリングと呼ばれる前後輪統合制御ステアリングシステムが装備され、フロントホイールの切れ角を車速に応じて可変制御するアクティブステアリングに、リヤホイールのステアリング機能を組み合わせたシステムとなります。

 

エレクトロニックパワーステアリング(EPS)の実測値を確認すると、ステアリングラックピニオンアングルの数値が検知出来ていない状態です。

 

通常のステアリングポジション値とは別に、ラックピニオンアングル値を監視するセンサーがステアリングギア側に装備されています。

 

アクティブステアリングトラブルで最も多い、助手席フロアにマウントされているコントロールユニットの不具合を当初は疑いましたが、テストプランの進行過程にてECU側不良の可能性は低そうな内容です。

 

回路図を基に、コントロールユニットとアクティブステアリングの調整モーター間のワイヤーハーネスを点検。

 

結果、今回の不具合はステアリングラック側の不良と判明…したのですが、アクティブステアリングギアAssyは新品価格で約50万と非常に高額。

 

ということで今回は、中古部品のステアリングギアを移植する処置にて修理作業の進行。

 

他車に取り付けられていた中古部品と言えども、そのまま取り付けただけではEPSのコーディングエラーにてアクティブステアリングが制御を行いません。

E-sysを使用して現車のEPSに適合したソフトウェアを選択してプログラミング作業

 

無事コーディングエラーをクリアした後は、各種学習プロセスを実行して、正常なアクティブステアリング制御の開始=警告点灯トラブルも解決です。

 

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