DRL(デイライト）が点灯しないという案件にて診断を行なった、2012yクライスラー300の作業です。
正常ならばDRL設定にて、ドライバーがDレンジシフト＆パーキングブレーキ解除すれば、ヘッドライト内のデイライトが点灯します。
しかし現車はパーキングレバーを解除しても、メーターディスプレイにて警告ランプが点灯状態のまま＝パーキングレバーが未解除と認識しているので、DRLは条件に満たず点灯しないと考えられます。
LXモデルのパーキングブレーキはフット式のペダルが備わり、ペダルレバーにON/OFFの位置を認識する為のスイッチが設置されています。
内容からして単純に、当初はパーキングブレーキペダルに備わったスイッチの不良を疑いましたが、測定点検を行うと正常にON/OFF信号を切り替えています。
パーキングレバースイッチのシグナルは、助手席側側面に設置されたBCM（ボディコントロールモジュール）にて監視しています。
今回のLXでは、正常なON/OFF信号が入力されているのもかかわらず、BCM実測値はパーキングブレーキON状態から可変せず…BCM内部の制御不良と判明。
新しいBCMへと変更後は、テスターによる車両構成等のプロセスを実行し、現車に適合させていきます。
BCMの変更後は、パーキングレバー操作によって正常にON/OFFの実測認識し、DRLの点灯制御も問題無くクリアです。
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