始動不能に対するELVエミュレーター処置/ベンツC180

イグニッションキー操作を行っても全くの無反応…ということで業者様より修理お預かりした、W204モデル/ベンツC180の作業です。

 

イグニッションキーをEZSに挿入して廻しても、メーターディスプレイ上は「イグニッションON」状態にならず(何も警告灯が点灯せず)バッテリーあがりかと錯覚する今回のトラブル。

 

しかしバッテリーは正常で、他に断線等の配線/ヒュージブルリンク系のトラブルが存在しない場合、その原因はキーを挿入するEZSもしくはステアリングロック制御を行うELVのどちらかに存在していると考えられます。

通常はキーをEZSに挿入すれば「カシャ」というELVの内部作動音と共にステアリングロックが解除されるのですが、その動作を行わなければECUはスタートOKを下さず=始動許可が出ません。

 

イグニッションONにもならないのでXENTRYテスターと現車が接続不能=一般的なディーラー診断機での点検は難しいのですが、現車に装着されているEZS/ELV単体部品の制御点検を進行し不具合箇所を探索していきます。

 

経験上、W204モデルではELVトラブルが非常に多く、今回のC180もまたELV作動不良によるスタートOK許可が出ていない状態。

ELVはメーカー外販禁止部品に指定されており、また個別化プログラムされているので他車に取り付けられていた中古部品は使用不可。

 

しかしステアリングロック機能の有無に拘らなければ、ELVエミュレーターを使用して現車にプログラムする手法をUGでは提案しています。

ELVの弱点でもあるステアリングロックモーター部の機械的故障は排除され、新品部品交換を検討するよりかなりリーズナブルに処置が可能。

 

ELV故障原因の大半が、内部に設置されているロックモーターの機械的動作不良及びそれに伴う基盤焼損。

エミュレーターではモーター部がダミー回路となりロック制御は排除されるので、上記トラブルの防止にも貢献します。

 

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