リアの車高低下トラブル…/BMW X5

リアの車高が低い状態のまま上がらず、跳ねるような乗心地で運転し辛い状況の、F15モデルBMW X5の点検です。

 

X5はリアサスペンションレベリング機能としてエアスプリングを採用していますが、エアスプリグにエアを供給するコンプレッサー(エアサスポンプ)の制御時間(作動時間超過)に対する不具合を検知しています。

 

テストプランに基づいてエアスプリング制御点検プロセスを進行すると、肝心のコンプレッサーは作動すれど出力されるエアプレッシャーが低い…コンプレッサーが殆どエアを供給出来ていない状況です。

 

コンプレッサーのエア出力機能低下=コンプレッサーの交換が必要ですが、「制御時間」を検知しているディフェクトメモリーが示すことも含め、コンプレッサーの出力機能低下に陥る原因も気になります。

 

単なる「コンプレッサーの機械的寿命」であれば良かったのですが、コンプレッサーから正常なエアプレッシャーが供給され車高が上がると….石鹸水をかけたエアスプリングからエア漏れの痕跡が伺えます。

 

結果的にはエアスプリングの劣化による微量なエア漏れでコンプレッサーが頻繁に作動→制御時間超過によりコンプレッサーが焼付いて…というのが今回のトラブルに対する原因でした。

 

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