ダイレクトインジェクターによる失火トラブル/キャデラックエスカレード

Dレンジで走行するとチェックエンジン警告が点滅作動し、エンジンが噴け上がらない…どうも失火症状が発生している、2015yキャデラックエスカレードの診断です。

 

ECM(エンジンコントロールモジュール)のDTC(故障コード)を確認すると、エンジンミスファイアを検出しコールドスタートラフアイドル状態に陥っています。

 

失火履歴を確認するとNo7シリンダーが異常にカウントし、実走行にて実測を確認しても加速時にNo7シリンダーのカウントが上昇します。

 

一般的にはスパークプラグやイグニッションコイルといった点火系パーツの不具合がまず思い浮かびますが、今回のエスカレードではNo7シリンダーの燃料噴霧不良による失火状態と判明。

 

このモデルのエスカレードではダイレクトインジェクターを採用しており、確認/交換するにはまずインテークマニAssyを取り外さなければいけません

 

過去のポート噴射と異なりスパークプラグ同様に燃焼室に取付/噴霧されている為、圧縮/爆発工程による条件下に晒されているインジェクターノズルの先端はカーボンやスラッジの蓄積で傷みやすく失火トラブルの原因となり易い部位になります。

 

ダイレクトインジェクターは品番により数種類存在する為、不具合で交換する際は現車に取り付けられている部品番号を確認して組替作業。

 

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