DCTミッションのフルードメンテナンスにて、この度初めてUGへご入庫頂いた、W176モデル/ベンツA180の作業です。
DCTとは「デュアルクラッチトランスミッション」の略で、{AUTO」モードで走行する分にはオートマチックミッションと操作は同じなのでAT限定免許で運転可能ですが、ミッション内部の変速伝達機構は「マニュアルミッション」に近い構造をしています。
2系統存在するギアのそれぞれにクラッチを備え、走行中は常に前後のクラッチが準備状態に入っている為、人間が左足操作で行うクラッチ操作よりも格段に速い変速スピードが可能となります。
自動変速機能であるため、電子制御のメカトロニクスが存在し、フルード交換と同時に内部のストレーナーフィルターもリフレッシュします。
また内部フィルターとは別に7G-DCTでは、外部にカートリッジフィルターも存在しているので、忘れずにこちらも同時交換。
もちろん使用するフルードはDCT専用フルードとなり、また7G-DCTでは年式等により、純正の添加剤を注入することが指定されています。
フルードのレベル調整を行う際は、XENTRYを接続して「フルードレベルの点検」プロセスを開始します。
このフルードレベル測定モード中は、メーター上の走行プログラム表示がFマークに切り替わり点滅します。
このように7G-DCTフルードメンテナンスでは、そのプロセスを実行出来る機能を有したテスターが必要不可欠となり、キャリブレーションが成功しなければ最終的に完結しません。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、各クラスのベンツ修理も数多く承っております(2022y度 年間ベンツ修理入庫実績230台)
あらゆるクラスの各種故障診断や各種コーディング変更等(カスタムコーディング)も修理作業にて実施しています。
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UG/yoshida
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