タービンクーラントラインの弱点/BMW M5

冷却水レベル不足の警告メッセージが表示される、F10モデル/BMW M5の点検です。

 

このM5に搭載されているS63型エンジンは、ホットインサイドレイアウトのツインターボエンジンなので、タービンがエンジン上部中央にマウントされています。

 

タービンには冷却のためのクーラントラインが導かれているのですが、このS63エンジンではラインのジョイント部から冷却水が漏れてくるトラブル事例が非常に多いです。

 

遮熱用の保護シートを取り外すと、今回のM5もジョイントホース劣化によって冷却水のリーク痕が残っています。

 

今回、漏れが確認できたのは4箇所(左右バンクIN/OUT)存在するジョイントの1箇所だけですが、条件的には他の3箇所も同じで劣化が進行してきています。

タービンの高熱&エンジン振動等によって漏れが発生しやすい箇所なので、セットで供給されているリペアキットで4箇所ともリフレッシュ

 

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