エンジンが始動しなくなった…というトラブルにて、レッカーご入庫頂いた、2013yダッジチャージャーSRTの修理です。
スタート操作を行ってもセルモーターが廻るだけで、全くエンジンが始動してくれません。
燃圧を確認すると全く…エンジンにガソリンが供給されていない状態です。
フューエルポンプへの電源供給を確認する為、まずはポンプリレーを測定するとリレー電源が0V、ヒューズ断線等によるポンプ作動不良と判明。
しかしその肝心のヒューズ…断線と言うより、ヒューズホルダー側の焼損により通電不良が発生しています。
フューエルポンプのリレー電源は、ミニブレードヒューズの25Aが使用されていますが、その接点面積の容量不足により通電熱が上昇しホルダー側が焼けてしまうトラブル。
新たなヒューズ回路を作成する必要性があるので、MOPARから供給されている純正のリペアハーネスキットを使用して回路の修復。
実はこのリペアキット、LX/LD用のABSヒューズ回路に対するセーフティリコール対策部品として供給されているのですが、内容的には「個々のミニブレードヒューズをボックスヒューズ回路へ変更」するキットなので、他にトラブルの多いLAチャレンジャーヘッドライト回路や、LX/LD等のエアコンコンプレッサー回路等にも流用出来ます。
トータリーボックスを外して、焼損している箇所のミニブレードヒューズ回路をボックスヒューズソケットの空き回路へと配線加工。
これで焼損していたミニブレードヒューズの装着箇所を変更し、後装着を感じさせずに より接点容量の大きいボックスヒューズへと回路変更できるので、今回のような焼損トラブルの再発も予防できます。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
クライスラー/ダッジ系だけでも年間400件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2022y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績453台)
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
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