フューエルポンプトラブルについて/ダッジマグナム

エンジンが始動しなくなった…というトラブルにてレッカーご入庫頂いた、2005yダッジマグナムの作業です。

スターターは正常に廻れど始動せず、セルモーターが作動する=PCMは始動許可状態なので、燃料系もしくは点火系の不具合と予測できます。

 

具体的には燃圧測定や2次コイル電圧の点検等を進めていくことになり、クランキング状態にもかかわらずレールプレッシャーが発生していないのであれば、フューエルポンプ(ポンプリレー含む)の点検を進行していくことになります。

 

特にフューエルポンプ本体のトラブルが原因の場合、診断機でDTC点検を行ってもエラーコードが入力されることは無いので、ポンプ制御電圧及びポンプ吐出燃圧の測定による診断が必要となってきます。

 

しかし肝心の部品が現在メーカー欠品/納期未定状態、場合によってはこのまま廃盤という可能性も否定できません。

 

そういった事情により今回は、社外製のタンクユニットAssyを手配して組み換え作業。

 

時を同じくして、こちらも上記症状と同じパターンの2008yクライスラー300。

点検すると同じくフューエルラインプレッシャー値が発生していない=燃料が供給されず始動できないトラブル。

 

ポンプリレーから制御電圧は発生しているのでやはりポンプ…と思いきや、ポンプの接続端子が焼損気味により作動不良

配線端子組み換えはもちろん、こちらも社外製タンクユニットへの組み換え作業となります。

 

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