エアコンが効かない原因/ベンツGL350d

設定温度を下げても冷風が出ない状態に陥っている、X166モデル/ベンツGL350dの修理です。

エアコンの吹き出し口から風は出ているものの、設定温度に見合ったものではなく送風状態…エアコンコンプレッサー機能が正常でないと予測できます。

 

XENTRY診断機にて実測値を点検すると、コンプレッサー出力要求に対して実際のコンプレッサー電流消費量はちゃんと増加しているのは判断できます。

しかしコンプレッサーが最大駆動に近いと思われる電流値を消費しているにもかかわらず、冷媒圧力はそれに見合った値を示しておらず=エバポレーター温度も下がらないので、その他の基本的な条件が整っている状態であればコンプレッサー機能に問題があると考えられます。

 

欧州車の殆どの車種は古くから可変容量式コンプレッサーとなり、ON/OFF制御のクラッチなど存在していません。

ECUからのデューティー制御により可変制御しているので、コンプレッサーの機能点検を実行するにはECUの実測確認が必要不可欠となります。

 

更なる点検の結果、今回のトラブルはコンプレッサー本体の機能不良によるものと断定できたので、新しいコンプレッサーを取り寄せて組み換え作業の実行。

 

作業終了後はエアコンコンプレッサー制御実測値の点検を行い、その制御に問題が無いのを確認して無事納車完了です。

 

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