2011y~2013yのWD/ダッジデュランゴやWK/ジープグランドチェロキーを対象とした、フューエルポンプリレー回路の不具合に対するリコール。
リレー回路の不具合発生によってフューエルポンプが作動しなくなり=スタート操作を行っても、スターターは廻れどエンジン始動不能状態に陥る不具合事例が多々あります。
この年式のデュランゴやグランドチェロキーでは、製造時の状態ではリレーボックス内にフューエルポンプリレーは存在していません。
エンジンルームに取り付けられているヒューズ/リレーボックスはTotally Integrated Power Module(TIPM)と呼ばれるCANで制御されるECUとなり、フューエルポンプリレー回路は新車製造時ではTIPMに内蔵されています。
しかしTIPM内蔵フューエルポンプリレー回路の不具合が多発し、後の2015y頃にセーフティリコール処置として「外部リレー」への配線変更処置が講じられます。
セーフティリコールR09の対策部品として供給されたOMRON製の外部設置フューエルポンプリレー…しかし近年、この改善対策用に供給されていたOMRON製リレーの不具合が度々発生してきています。
それに伴って2021yより新たなフューエルポンプリレー回路に対するセーフティリコールV62がリリースされています。
以前にリコール救済策として取り付けていたOMRON製リレーは、リレー接点のシリコン汚染の影響を受けやすくリレーが故障する可能性があると発表されており、今回お預かりしたデュランゴもR09からV62へと対策改善処置の実行です。
セーフティリコールV62で新たにリリースされた改善対策リレーは、以前のものと異なり容量の大きなタイプへと変更されます。
もちろんリレー端子ハーネスも変更となるので、現車のTPIM廻りを分解して配線加工取付。
R09時にリリースされていたOMRON製リレーに比べ、より大容量になったV62対策リレーは、付属されている専用のステーで固定されるので見た目ですぐ判断可能です。
未だV62未対策車のWD及びWKにお乗りのオーナー様は、不具合の発生経験如何に問わず早めの対策処置をお勧めします。
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