近年のベンツでは、シフトをリバースに入れるとアラーム音がメーター付近より鳴り、ドライバーに聴覚的にもRシフト状態であることを促す機能が存在します。
今回ご入庫頂いたR231モデル/ベンツSL63、前にオイル漏れ修理をした後からバックシフトアラームが鳴らなくなった…という案件にて点検作業の実施です。
一般的にご依頼を頂くのが逆のパターンで「バックシフトアラームの無効化」を希望されるベンツオーナー様が多く、その際は専用のコーディングソフトを使用してコーディング内容変更によるプログラミング処置を実施します。
今回のSL63を確認すると、バックシフトアラームが「無効」にコーディングされている状態と判明。
正直、この設定変更はXENTRY(ベンツ純正診断機)を含むその他一般的なテスターでは不可能で、ましてやオイル漏れ修理作業でECUのプログラム内容が変更されてしまうことはあり得ないと予測できます。
たまたま当日に別のSL63がUGへご入庫したので確認すると、その車両もバックシフトアラームが鳴らない状態。
さらにベンツを扱う得意先業者様数件に問い合わせして、たまたま1件R231/SL63があるそうなので確認してもらうと、その車両もやはりバックシフトアラームが鳴らないと判明。
上記確認結果より、R231のSL63はデフォルト状態でバックシフトアラームが無効へと設定されているのでは?…例えばユーザー様も他のベンツが鳴るので修理後より鳴らなくなったのでは?と勘違いされている…詳細は不明ですが、他にコーディング内容が変更されてしまっている原因が思いつきません。(何度も述べますがVEDIAMOやモナコ等のソフトを使用してECUにアクセスし、コーディング変更のプログラム施工を行わない限り、勝手にその箇所だけコーディング内容が変更されてしまうのは考えれないと思います)
もちろんユーザー様はバックシフトアラームをご希望されているので、今回はコーディング変更にて「バックシフトアラーム有効」へとプログラム。
SL350や550等と同様に、バックシフト時にアラーム音が鳴るSL63へとコーディング完了です。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、各クラスのベンツ修理も数多く承っております(2023y度 年間ベンツ修理入庫実績279台)
あらゆるクラスの各種故障診断や各種コーディング変更等(カスタムコーディング)も修理作業にて実施しています。
ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
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クライスラー&ダッジディーラー診断機 WiTECH2.0(ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備
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