オドメーター点滅表示とプロキシ構成アライメント/ジープコンパス

エンジンを始動するとオドメーターが点滅表示し続ける…業者様からお預かりした2018yジープコンパスの点検です。

結論から言えばこの症状は、主に車両ECU構成のネットワークトラブルが発生した際に現れる現象です。

 

テスターにてECUトポロジーモニターを確認すると、ESL(電子ステアリングロック)ユニットが通信喪失状態であるのが判明。

 

電子ステアリングロックであるESLユニットは、CAN-Cラインを介してイモビライザーに関連する他のECUとデーターを送信し、通信しています。

しかし現車はステアリングロック故障により業者様の方でエミュレーター(ダミー回路ユニット)に交換されている為、ESLユニットが存在していません。

 

エミュレーターのプログラムによるものなのか、それともエミュレーター自体の故障なのかは定かではありませんが、エミュレーターとしての機能はしてエンジンは正常始動しているけれども、ESL通信喪失によりECU構成の不一致が検出されてしまっている状態です。

 

この問題を解決しない限り、先の「オドメーター点滅」トラブルは解決できません。

正常であれば最終的にプロキシ構成アライメントにより、車両ECU構成の回復処置を実行すればよいのですが、ESL通信喪失状態のままではネットワークの回復処置は進行出来ません。

 

そこで今回はまず、ESL自体をネットワークより削除する「ESL無効化」コーディングを施工することに。

このネットワーク変更によるコーディングにより、wiTECHのトポロジーモニター上でもESLアイコンがグレーカラーへと変更されます。

 

この状態で再度プロキシ構成アライメントの実行、コーディングによりECU構成も変更されているので車両ECU構成も正常に回復し=オドメーター点滅動作も解決です。

 

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